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南カリフォルニアの人間ドック


カリフォルニア州では一般的に行われている年次総合健康診断のため、米国、メキシコ、さらには南米からの日本人、日系人の方が受診に訪れます。プロビデンス・人間ドックセンター(Providence Ningen Dock Center)は、日本と同様の人間ドック予防スクリーニング検査を提供するプロビデンス・メディカル・インスティテュート附属の人間ドックセンターです。ここでは毎年約600人ほどの日本人、日系人が健康診断を受診されます。

□ 診察
□ 総合血液検査
□ 心機能検査(心電図)
□ 胸部X線検査
□ 胃部X線検査
□ 超音波検査
□ マンモグラフィー
□ 大腸内視鏡検査
□ 婦人科検査
□ 骨密度検査
□ 胃部内視鏡検査
□ 肺機能検査
□ 包括的な検査結果の報告と推奨事項(日本語および英語)
□ 必要に応じて、上記以外のスクリーニングおよび診断検査

年次健康診断は、健康の促進と疾病及び健康上の問題を早期に発見できる予防医療の観点から、アメリカでも高く評価されています。アメリカでの生活が長くなるにつれ、日本人も高血圧、糖尿病、肥満が増加しつつあり、日系人に多い喫煙者は、肺がんや心臓疾患にも注意を払わなければなりません。

またアメリカでは発生率が低いと言われる胃がんは、日系人には多く、アメリカ人とは違う日系人に向けた健康診断も必要と考えています。そのため、約半日かけて行う人間ドックでは、次に挙げるように、アメリカの標準的な年次健康診断より多くの検査が行われます。予防医療は病気の早期発見、早期治療につながり、医療費の高いアメリカにおいて、長期医療の費用を削減することができ、また従業員とその家族の健康は、雇用主である企業にとってもメリットがあるのは言うまでもありません。

当クリニックでは、女性の健康のための、婦人科内診、子宮頸がん検査(PAPテスト)、乳がん検診などの婦人科医療と小児検診を含む家族向けサービスも提供しています。米国では、通常40歳からマンモグラフィーが推奨されていますが、乳がんの家族歴がある場合、これよりも早く検査を受けることができます。また、場合によっては、人間ドックでは提供されない、潜在的リスクを特定するための遺伝子カウンセリングを推奨することもあります。

当クリニックのウェクスラー最高責任者は、人間ドックプログラムについてこう語っています。「我々は、医療、特に予防医療を進展させるにあたり、世界中の国々から学ぶことができます。しかし、人間ドック制度は、これより一歩先をゆくものです。管理職チームとその家族にこのような総合予防医療を利用するよう強く推奨することは、個人が健康を維持するのに役立ちます。高額な投資ではありますが、その対価は膨大となる可能性があります。米国も高品質で手頃な価格の医療へのアクセスを追求する際に、世界中の医療モデルを研究するべきでしょう。」

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パトリシア・エイデム

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所属
プロビデンス人間ドックセンター / Providence Ningen Dock Center
肩書
PR Manager
住所
20911 Earl St. #280 Torrance, CA 90503
TEL
310-792-4488
FAX
310-316-7467
Email
Ningen.Dock@providence.org
URL
https://www.providence.org/ningendock/index.html

プロビデンス・セントジョセフ医療機関の広報担当責任者。30年近くにわたる「ロサンゼルス・デイリー・ニュース」でのレポーター、編集者としての経験を生かし、この10年はプロビデンス組織にて地元有力者らとも手を組み、よりよい地域づくり、地元住民のための多岐にわたるメディア配信にも取り組んでいる。